ネクタイの作り方
大剣・小剣・ループの3パーツ。バイアス(布目に対して45度)で裁つのが要で、そうすると結び目がきれいに締まり、外したあとのしわも戻ります。裏に中しん(芯地)を入れると、市販品のような張りが出ます。ネクタイ幅は流行で変わるので、手持ちの一本を測って合わせるのが確実です。
1. 材料と道具
材料(1本分の目安)
- 表布(シルク・ウール・厚手コットンなど)— 約 110cm幅 × 50cm ※バイアスで裁つため多めに必要です
- 裏布(先端の裏に見える部分)— 約 20cm × 20cm
- ネクタイ用中しん(芯地)— 約 110cm幅 × 15cm
- 手縫い糸(しつけ用)
道具
- ミシン(または針と糸)
- チャコペン・鉛筆
- 定規・はさみ
- アイロン
- まち針またはクリップ
2. 型紙の作り方(カタガミで自動生成)
カタガミの型紙ツールを使うと、仕上がりサイズを入力するだけで縫い代付きの型紙を自動計算してA4に分割印刷できます。
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ツールを開く
型紙ツールを開き、上部タブの「小物」→「ネクタイ」を選択します。 -
サイズを入力する
「全長」「大剣の幅」「小剣の幅」「首まわりの幅」を入力します。標準(幅8cm)・ナロー(6cm)・ワイド(9cm)のプリセットがあります。 -
縫い代を設定する
下部スライダーで縫い代幅を選びます(初心者は 1.0〜1.5 cm がおすすめ)。 -
印刷する
「印刷する(A4・実寸)」ボタンを押し、印刷ダイアログで倍率 100%・用紙に合わせるをオフにして印刷します。 1枚目の案内シートにある50mm校正枠を定規で確認してください。
3. 布の裁断
- 布目を確かめる
布のたて糸の向きを確認します。型紙は、その向きに対して必ず45度に置いてください。矢印がその向きを示しています。 - 型紙を布に写す
大剣・小剣・ループの3種類を写します。バイアスに置くので、布の使用量が多くなります。 - 裁断する
大剣1枚、小剣1枚、ループ1本を裁ちます。中しんも同じ形で、縫い代を除いた大きさに裁ちます。 - バイアス地の扱い
裁ったあとは伸びやすいので、引っぱらず、平らに置いて運んでください。ここで伸ばすと、仕上がりがねじれます。
4. 縫い方
4-1. 大剣と小剣をつなぐ
- 大剣と小剣の、幅の狭い側(首の位置になる端)を中表に合わせて縫います。
- 布目が45度どうしなので、縫い合わせると継ぎ目が斜めに入ります。これが正しい姿です。
- 縫い代を割ってアイロンで押さえます。
4-2. 先端を作る
- 大剣の先に、裏布を中表に合わせてV字の2辺を縫います。
- 先端の角の縫い代を斜めに切り落とし、表に返して目打ちで角を出します。
- 小剣も同じように仕立てます。
4-3. 中しんを入れて巻く
- 中しんを、ネクタイの中心線に沿って置きます。
- 両側の縫い代を中央へ折り込み、中しんを包みます。左右が中央で少し重なる形です。
- 重なった部分を、しつけ糸で全長にわたってまつります。ミシンは使いません。
- この縫い目は、糸を軽くたるませながら進めてください。ぴんと張って縫うと、結んだときに突っぱって伸びず、生地が裂けます。
4-4. ループを付けて仕上げる
- ループを4つ折りにしてステッチし、輪にします。
- 大剣の裏側、中ほどにループを縫い付けます。小剣を通す部分です。
- 全体を平らに置いて、当て布をして軽くアイロンをかけます。押しつぶさず、形を整える程度に。
✏️ バイアス裁ちは省略できません。布目に平行に裁つと、結び目が締まらず、一度結ぶとしわが戻らなくなります。布は多めに要りますが、ネクタイが「ネクタイらしく」なるかどうかはここで決まります。中央のまつり縫いを緩めに取るのも同じ理由です。
5. コツと応用
- まず1本ほどいてみる:使わなくなったネクタイをほどくと、構造がすべて分かります。中しんの入れ方と、まつり縫いのたるみ具合が特によく分かります。
- 生地は薄手を:厚い生地だと結び目が大きくなりすぎます。シルクやウールの薄手が向きます。
- 贈り物に:父の日や卒業のお祝いに。好きな柄で作れるのは手作りだけの利点です。
型紙はカタガミで無料生成できます。サイズを変えてすぐに試せます。
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