PCケースの作り方
ノートパソコンを保護するクッション入りのスリーブ。市販のケースはサイズが飛び飛びで、手持ちの機種にぴったり合うものが見つからないことがあります。実寸で作れば、ぶかぶかもきつきつもありません。キルト芯を挟むだけで、鞄の中の衝撃から守れます。
1. 材料と道具
材料(14インチの目安)
- 表布(帆布・コーデュロイ・厚手コットンなど)— 約 60cm × 60cm
- 裏布(フランネル・ネル地など、やわらかいもの)— 同量
- 接着キルト芯(中厚)— 同量
- 面ファスナーまたはマグネットボタン — 1組
- 縫い糸
道具
- ミシン(または針と糸)
- チャコペン・鉛筆
- 定規・はさみ
- アイロン
- まち針またはクリップ
2. 型紙の作り方(カタガミで自動生成)
カタガミの型紙ツールを使うと、仕上がりサイズを入力するだけで縫い代付きの型紙を自動計算してA4に分割印刷できます。
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ツールを開く
型紙ツールを開き、上部タブの「バッグ」→「PCケース」を選択します。 -
サイズを入力する
「PCの幅」「奥行」「厚み」「ゆとり」「フタの深さ」を入力します。13・14・16インチのプリセットがあります。 -
縫い代を設定する
下部スライダーで縫い代幅を選びます(初心者は 1.0〜1.5 cm がおすすめ)。 -
印刷する
「印刷する(A4・実寸)」ボタンを押し、印刷ダイアログで倍率 100%・用紙に合わせるをオフにして印刷します。 1枚目の案内シートにある50mm校正枠を定規で確認してください。
3. 布の裁断
- PCを実測する
幅・奥行・厚みを測ります。厚みはいちばん厚い部分(ヒンジや脚のゴム)で測ってください。 - 型紙を布に写す
ケース本体を写します。底を「わ」に置く1枚裁ちで、フタの分が上に続いています。 - 裁断する
本体を表布・裏布 各1枚、キルト芯を1枚裁ちます。キルト芯は縫い代分1cm小さく裁つと、脇がごろつきません。 - キルト芯を貼る
表布の裏面に接着キルト芯を貼ります。アイロンは滑らせず、上から押さえるように当ててください。滑らせるとキルト芯がずれます。
4. 縫い方
4-1. 表布と裏布を縫い合わせる
- 表布と裏布を中表に重ね、返し口を15cmほど残してぐるりと縫います。
- 四隅の縫い代を斜めに切り落とし、縫い代を7mmに切りそろえます。キルト芯が入って厚いので、切りそろえておかないと返せません。
4-2. 表に返してステッチ
- 返し口から表に返し、角を目打ちで押し出します。
- アイロンで整えます。当て布をして、キルト芯をつぶさないよう軽く押さえる程度に。
- 周囲から5mm内側をぐるりとステッチします。返し口もこれで閉じられます。
- この時点で、大きな1枚の「両面仕立ての長方形」ができています。
4-3. 折って両脇を縫う
- 合印の位置で下から折り上げ、袋状にします。上にフタの分が残ります。
- 両脇を、端から3mmのところで縫います。厚みがあるので、押さえ圧を上げるか手回しでゆっくり進めてください。
- 縫い始めと縫い終わりは返し縫いで固定します。PCの重みがかかる場所です。
- 念のため、同じ線をもう1周縫っておくと安心です。
4-4. 留め具を付ける
- PCを入れた状態でフタを閉じ、留め位置に印を付けます。
- 面ファスナーかマグネットボタンを縫い付けます。
- PCが入ると厚みが出るので、印より3mm外側にすると閉じやすくなります。
- スリーブ型(フタなし)にした場合は、この工程は不要です。
✏️ 厚みの実測を省かないでください。「13インチ」という表示は画面サイズであって、本体の外寸ではありません。同じ13インチでも機種によって幅が2cm以上違います。必ず定規を当てて測り、そこにゆとり1.5cmを足したのがこの型紙の数値です。
5. コツと応用
- 裏はネル地で:天板に触れる面なので、起毛したやわらかい生地にすると傷が付きません。
- キルト芯は中厚を:薄すぎると衝撃を吸収せず、厚すぎると鞄に入りません。中厚がちょうどよいバランスです。
- 持ち手を足す:脇に共布のループを挟んでおくと、家の中で持ち運ぶときに便利です。
型紙はカタガミで無料生成できます。サイズを変えてすぐに試せます。
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