水筒カバーの作り方
水筒にかぶせるフタ付きのショルダーカバー。市販のカバーが破れても、水筒本体はまだ使えるという場面でこそ役に立ちます。裏地に保冷シートを使えば保冷力が上がり、ぶつけても水筒が傷つきません。通園・通学グッズの定番です。
1. 材料と道具
材料(標準600mlの目安)
- 表布(オックス・キルティング・帆布など)— 約 60cm × 50cm
- 裏布(保冷シート、または薄手キルティング)— 同量
- アクリルテープまたは共布のショルダー紐 — 指定の長さ
- 移動カン・ナスカン(長さ調節用)— 各1個
- スナップボタン(フタ用)— 1組
道具
- ミシン(または針と糸)
- チャコペン・鉛筆
- 定規・はさみ
- アイロン
- まち針またはクリップ
2. 型紙の作り方(カタガミで自動生成)
カタガミの型紙ツールを使うと、仕上がりサイズを入力するだけで縫い代付きの型紙を自動計算してA4に分割印刷できます。
-
ツールを開く
型紙ツールを開き、上部タブの「小物」→「水筒カバー」を選択します。 -
サイズを入力する
「水筒の直径」「高さ」「ショルダー紐長さ」「紐の裁ち幅」を入力します。子供480ml・標準600ml・大1Lのプリセットがあります。 -
縫い代を設定する
下部スライダーで縫い代幅を選びます(初心者は 1.0〜1.5 cm がおすすめ)。 -
印刷する
「印刷する(A4・実寸)」ボタンを押し、印刷ダイアログで倍率 100%・用紙に合わせるをオフにして印刷します。 1枚目の案内シートにある50mm校正枠を定規で確認してください。
3. 布の裁断
- 水筒を測る
いちばん太い部分の直径と、フタを含めた高さを測ります。型紙は直径にゆとり1cmを足して計算します。 - 型紙を布に写す
底(円)・本体(側面)・フタ(円)・ショルダー紐の4パーツを写します。円は正確に。ゆがむと底が付きません。 - 裁断する
底を表布・裏布 各1枚、本体を表布・裏布 各1枚、フタを表布・裏布 各1枚、紐を1本裁ちます。 - 端の処理
裏布を付けるので不要です。保冷シートは切りっぱなしで問題ありません。
4. 縫い方
4-1. 紐とフタを作る
- 共布で紐を作る場合、4つ折りにしてアイロンで押さえ、両端をステッチします。アクリルテープなら切り口をライターで軽くあぶるだけです。
- フタの表布・裏布を中表に合わせ、取り付け側(直線部分)を残してぐるりと縫います。
- カーブの縫い代に切り込みを入れ、表に返してアイロンで整え、まわりをステッチします。
4-2. 本体を筒にする
- 本体(表布)を中表に二つ折りにし、短辺を縫って筒にします。縫い代を割ります。
- 裏布も同じように筒にします。ただし返し口として8cm縫い残しておきます。
4-3. 底を付ける
- 筒の下端と底(円)を中表に合わせます。まず4等分の位置をまち針で留め、そのあいだを細かく留めていきます。
- 円を上にして、少しずつ布を回しながら1周縫います。押さえを上げて向きを変えながら、ゆっくり進めてください。
- 縫い代に5mm間隔で切り込みを入れると、カーブになじみます。
- 裏布も同じように底を付けます。
4-4. 表布と裏布を合わせる
- 表布を表に返し、裏布は裏のまま。表布を裏布の中に、中表になるように入れます。
- 上端を合わせ、このときフタの取り付け側と、紐の両端(またはDカンのループ)を挟み込みます。
- 上端を1周縫います。フタと紐の位置は返し縫いで2〜3往復して補強してください。
- 裏布の返し口から全体を表に返し、返し口を閉じ、裏布を中に押し込みます。
- 上端から5mm内側をぐるりとステッチします。
4-5. スナップを付ける
- 水筒を入れた状態でフタを閉じ、留め位置に印を付けます。
- フタの裏側と本体表側に、スナップボタンを打ちます。
- 水筒を入れると張るので、印より2〜3mm外側にすると閉じやすくなります。
✏️ 円の底を筒に付ける工程が唯一の山場です。「4等分に留めてから、そのあいだを埋める」を守れば必ず合います。円が余る/足りないと感じても引っぱらないこと。まち針を増やして差を全体に散らしてください。引っぱると底がゆがんで、水筒が斜めに入ります。
5. コツと応用
- 保冷シートで本格的に:手芸店で「保冷シート」「アルミ蒸着シート」として売られています。裏地にするだけで、驚くほど保冷が持続します。
- 高さはフタを含めて:水筒の高さは、飲み口のフタやハンドルを含めて測ってください。本体だけで測ると入りません。
- 肩紐は調節式に:子供は身長が伸びます。移動カンを入れておけば、数年使えます。
型紙はカタガミで無料生成できます。サイズを変えてすぐに試せます。
型紙ツールを開く →